Team とは

WindyJv

2012年02月14日 12:00



無念の前日夕方 ドタキャン。
どうしても同行出来無い事態に。


ワザワザ遠征組の2名に、、中止とは余りにも申し訳ない。

「中止」

( ・ω・)モニュ?















我が Team Oki Off の基本的スタンスは、装備の分担を始めとして、
Teamとして全員が安全に登り、下山して家族の元へ帰ること。


団体なのに、基本スタイルは「ソロ」。
各自の能力次第。
付いてこれない者は初めから同行は無理。

という方々とは、趣旨を異に致しています。


今回は「冬山は初めて」の方に、「冬山の魅力」を少しでも我々と共有できるようにとの企画から、
ペース配分、タイムスケジュール、各自の装備の確認、担ぎ重量確認。等々事前に打ち合わせ。

普段は1ヶ月かけて計画を策定するのですが、昨年登頂しているので、前回の山行の計画・反省を
踏まえて Oki Off が中心となって計画を策定。

そして各自の荷物分担を決める。

荷物の分担は 我々がこの1年で学習した最も大切なこと。

70リットルのBackPackを3人で夫々担ぐ場合「210リットル」の容量を確保できる。
それに見合う装備を重量配分することによって、より登頂の確立を上げる。

重量は重いが、容量が小さい「水」
容量は大きいが、重量が軽い「シュラフ」

体力的に劣る、私への配慮でも有りますが、縦走の山行となれば各自の体力に応じた変更も可能。
ヲトコノロマンも最小限。火器は1人が分担すれば、ガスは各自が持つ。

登頂直前の「服装検査」「持ち物検査」は日常化しております。

それは、「Team とは、一人欠けても Team とは言えない。」
脱落者を出すことのない山行を目指しているからです。

この事は、北岳を途中棄権して私のみが麓の山小屋で待機する。
との決断に対する、ミミ技術顧問の厳しい叱責とご指導から学んだことでした。


その時の、コメントのやり取りを改めて読み返したいと思います。


ゆかいさんおつかれさまでした

北岳には3人揃って登頂できたものとばかり思っていましたよ。
ゆかいさん・cherryさんが登れたのは当然のこととして、
あえて苦言を呈したいと思います。


コメント欄
>3000mから見上げる青空は吸い込まれそうでした
>心に曇りが無いって この事なんでしょうか? 素晴らしいです。

隊長を置き去りにして、本気でそう思ったのでしょうか?
飯豊ではそんな希薄な関係には見えませんでしたよ?

忘れもしない大学1年の夏合宿2日目。
中央アルプスを縦走中に初めて膝痛が起こりました。
その痛みたるや尋常ではなく、CLに伝えると即時全員下山が決まりました。
ザックの荷物全部をメンバーに振ってくれ空身となったにも関わらず牛歩のようにしか歩けません。
時間を掛け、何とか下山できたものの仲間全員に迷惑を掛けた私の気持ちが分かりますでしょうか?

病院に通ったものの、根治するわけないと思い
その後は必死のリハビリトレーニングです。
その甲斐あって在学中はその後一度も発症しませんでした。
冬の飯豊に登ったのも同じ年です。
例のザックに共同装備を満載+偵察の時にデポしてあった予備食料・燃料の入った一斗缶を括りつけ、
誰よりも長く先頭でラッセルすることで名誉挽回しました。


正直言いまして、
Team OkiOffはこのまま行くと遭難予備軍です。

隊長が下の小屋で一泊しても尚、痛みが治まらなかったら。
その時に北岳に登ってきた2人のどちらかに同じ膝痛が起きていたら。
または自分が下るのも大変な程、クタクタになっていたら。
2人で北岳を目指している最中に2人の内のどちらかにアクシデントが起こったら。
最悪ヘリを呼べばいいと考えていますか?

今回の山行は「Team」ではありませんでしたね。
一人ずつが単独行の山行計画書を書くべきでした。

山は逃げないとよく言います。
今回ダメなら何度でも挑戦すればいいんです。
リスクを考え、メンバー全員が無事に下山できることを最優先に考えるようにしていってください。
Posted by ミミ at 2011年09月17日 21:27



私、Jvからミミ技術顧問へ

ゆかいさん。ミミ顧問。

ゆかいさんに対するコメントに書かさせて頂くご無礼をお許し下さい。

先ず第一に ご心配頂き心より感謝申し上げます。

今回の北岳は、私の認識の甘さが全てだと思います。。
半端なトレーニングにも関わらず、ただ、「登りたい」という思いだけでの行動による
「事故」だと思っています。

登山データ、と登頂者のblogのみの情報で、
草すべりの急勾配は現場に行くまでこれ程と解りませんでした。

御池小屋までの勾配に対しては、飯豊・岩手山と同等、それ以下で、体力的には水の消費量も少なく、
途中辛さはありませんでした。
それが、過信に繋がったのかも。。

初めての箇所の「激痛」に関しては、登り方が誤っていたように思います。

でも一番は荷物重量の詰めの甘さ。これに尽きますね。。後2kgは軽減できたと思います。

。。。。御池小屋で、流石に「下山」の判断は出来ませんでした。
自分一人の為に、頂上を諦めるのは忍びない思いで一杯でした。
かえって、出発してもらい、独りになった時、、、気が楽になりました。。

>3000mから見上げる青空は吸い込まれそうでした
>心に曇りが無いって この事なんでしょうか? 素晴らしいです。

の、ゆかいさんの言葉に。。登ってもらってよかった~。。と逆に安堵した次第です。

ミミ顧問のおっしゃるTeamと我々のTeam。。。
Teamというのは、もっと絆を強くしなければ、Teamと呼べないんですね。。
「気が楽」になった自分、お恥ずかしい限りです。

For The Team・・・。。訓練しないと、今後Teamの一員としては行動できないな。。
と少し弱気になってます。

改めて、事の重大さ、山を目指すという事は安易な気持ちでは望めない。。
改めて考えさせて頂きました。

今後ともご指導の程宜しくお願い致します。
Posted by WindyJv at 2011年09月20日 09:59


ゆかいさんのコメント

★ミミ技術顧問

おはようございます!
先ずは、長男!やりました。・゚・(ノ∀`)・゚・。 磐梯山!! 
最高の思い出に^^v またレポ書きますね。

さて今回の「北岳」
軍師から言われるとおり まさに我がチーム 「遭難予備軍」でありました。

実は出発前、ペース配分から脱落者まで 
最悪のケースをシュミレートした内容を家内に伝えてました。。。

ずばり正解です。 
嘘ではありません 特に鬼嫁様は正直の塊ですから・・・
(ほんとは装備が重くて「八本歯ノコル」を引き返すか
荷物を最大限にデポしあう可能性が大でしたが)

もちろん顧問や他の経験者の方も過去の経験記事から見ても
この結果を予想されてた人は居ると思います。

じゃ?なぜ今回このようなロマンを担ぐような山行を行ったか・・・
それはチームに大きな過信が生まれつつあった事です 

飯豊山は本当に過酷でした、「三国小屋」までの登りは
「白根御池小屋」を越える急登と 精神的に体力を奪う「剣ヶ峰。」

「草すべり」を超えて「肩ノ小屋」もしくは「八本歯ノコル」を越えての
「北岳山荘」にテン泊と言う想定は、まさに飯豊山で言えば
中間地点の「切合小屋」テン泊と同条件。。。
  
三国小屋泊=白根御池小屋泊
飯豊山を登ったとは言え「切合小屋」までテント装備を担いだ事のない我々。

本来なら、出きるか?出来ないか?の判断が正解なのですが
前回の飯豊山のレコードや高低差を照らし合わせても余裕との判断・・・

いや、それは顧問が担いでくれたからこそ 出来た事。。。
「初心忘れべからず」  忘れておりました。  背中に荷物が無い事を。

僕が「切合小屋」から水を10kg担がせて欲しいと顧問にお願いし
超ハイペースで走ったのも その事を忘れない為、加えて自分の限界を
体に覚えさせたい為。

「楽な登山は無い」
人も多いし。水場・小屋も多い 急登と言えど距離は短い
テン泊装備でチームが遭難するには実に安全な場所としてココを選びました。

しかし、チームの脱落者を置いて登るなど最低のチーム。

>今回の山行は「Team」ではありませんでしたね。
>一人ずつが単独行の山行計画書を書くべきでした。
  
まさに・・・ 返す言葉がありません。  登山者失格です



単なる隊員である立場の僕と、SLの副隊長への
隊長からの北岳登頂命令。

自身のリタイヤから 僕らなら北岳をやって 必ず降りてくる
というCL JV隊長の判断。 

>ゆかいさん・cherryさんが登れたのは当然のこととして、
顧問と隊長の判断は同じ。

きっと顧問だってこの場にいたら 隊長と 白根御池小屋に残り 
僕と副隊長を「北岳」に行かせたはず・・・ 

いや顧問なら すでに広河原で隊長の荷物をデポして
「北岳」をあっさり踏ませてましたね・・・σ(^◇^;)

Team OkiOff 今もそしてこれからも CLはJV隊長、
チームとしての北岳登頂から下山まで 最高のCL・最高の判断だった思います。

だっていくら顧問でも CL命令には逆らえないでしょw

心配かけてすいませんでした
今回の「北岳敗北」 チームにとっても 最初で最後だと思います。

 
Posted by ゆかい at 2011年09月20日 11:39



ワザワザ、県外から来ていただいた、mamonobuさん、tabrisさん

すいません

5人での「Team」と計画した以上「中止です」。。。



Team AZの皆様へ

この度は、私事の事情とはいえ、Team行動に

多大なご迷惑をお掛け致し、誠に申し訳ございません。


お詫びの文章が頭の中をぐるぐる、テロップのように流れ出してきました。


申し訳ない気持ちのまま、重い受話器を持つ。。

前日のドタキャンにも拘らず、
計画策定担当のゆかい隊員は「4人のTeam」としての計画変更・荷物分担変更を行い、
行き先を変更して、安全確保を行うことに。


これも、「Team」として力が付いてきたことなのか。


前回2人でラッセルして登れた「安達太良山」に変更とはいえ、
一人欠けることにより、危険の度合いを高めた事に責任の重さを痛感しています。

無理のない計画での山行を行い、無事下山との連絡をゆかい隊員より頂き、安堵。。。

でも、山が変更になり期待はずれをさせてしまったんではないかと心中苦しいものがあります。



何時の日にか、改めてこのTeamでの山行が出来れば、、、と

思いも新たに致しております。

この度は誠に申し訳ございませんでした。




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